2026年01月一覧

毎日の「なんとなく習慣」を見直したら、口元のコンプレックスが少し楽になった話

子どものころから、歯医者さんが苦手でした。あの独特の音と匂いだけで肩がガチガチに固まってしまって、「できれば一生行きたくない場所」くらいに思っていたほどです。とはいえ大人になると、人と話す機会も増えますし、マスクを外す時間も長くなって、口元への意識が少しずつ変わってきました。

特に気になりはじめたのが、歯みがきしているはずなのに、なんとなくスッキリしない感じです。朝起きたときのねばつきや、夕方になると自分でも気になる口臭っぽさがあって、「ちゃんと磨いているつもり」なのに、どこか自信が持てませんでした。

そこでまず見直したのが、ドラッグストアで何となく選んでいたオーラルケア用品です。今までは、安くて本数が多い歯ブラシや、CMで見かけたことがある歯磨き粉を、深く考えずに手に取っていました。でも、ある日ふと売り場をじっくり見てみると、「歯ぐき用」「すき間磨き」「毛先が超極細」など、かなり細かく用途が分かれていることに気づきました。

そのとき、「もしかして、自分の歯や歯ぐきに合っていない道具をずっと使っていたのかもしれない」と思ったんです。そこからは少しずつ、歯ブラシの硬さやヘッドの大きさ、毛先の形状を意識して選ぶようになりました。最初は「柔らかめ」を選んでみたのですが、どうも物足りない感じがして、その次は「ふつう」に戻してみたり、コンパクトヘッドに変えてみたりして、自分なりに試行錯誤を続けました。

同時に、磨き方も見直しました。以前は力任せにゴシゴシと短時間で済ませていたのですが、テレビを見ながらでもいいので、少し長めの時間をかけて、力を抜いて小さく動かすことを意識しました。そうすると、同じ「3分磨き」でも、終わったときの歯の表面の感覚が違ってきて、ツルツル感が増してきたのを覚えています。

とはいえ、自分だけで研究していると限界もあります。SNSやブログなどで他の人の体験談を読むようになり、「硬さよりも毛先の当たり方が大事だった」とか、「ドラッグストアにないタイプを試してみたら合っていた」という声を目にするようになりました。特に印象的だったのは、一般的な売り場ではあまり見かけない形状のものを使っている人がいて、「こんなに変わった形なのに、磨き残しが減った気がする」と書いていたことです。

そこから、今まで自動的にドラッグストアだけで選んでいた自分の習慣も、少し疑ってみるようになりました。もちろん身近で手軽に買えるという安心感は大きいのですが、それだけに頼っていると、出会わないタイプの道具もあるのだと感じました。たまたまネットで「今までの歯ブラシの概念が変わった」と書いている記事を見つけて、そこからさらに関連する体験談を読むようになりました。

中でも、毛の配置や角度がかなり独特で、「最初は半信半疑だった」と正直に書いている方のブログが、妙に印象に残りました。その方は、同じものを家族にも試してもらったそうで、家族の中でも感じ方に差があったことまで細かく書いていて、「こういうのは人それぞれなんだな」と思いつつも、興味はどんどん膨らんでいきました。

私も気になって調べていくうちに、奇跡の歯ブラシという名前をあちこちで見かけるようになりました。しかも、奇跡の歯ブラシは普通のドラッグストアではあまり見当たらないという話も多く、実際に使っている人たちがどこで手に入れているのかも気になりました。そういう流れで、購入先や使い心地について詳しく書いていた他の方の体験談のひとつが、

奇跡の歯ブラシがドラッグストアで買えるかを調べたページ

こちらのサイトでした。

この記事を読んで、「なるほど、こういう探し方もあるのか」と視野が広がったのを覚えています。私はもともと、日用品はほとんどドラッグストアかスーパーで済ませていたので、「店頭になければ自分には縁がないもの」と無意識に思い込んでいたところがありました。でも、実際には店頭に並ぶ商品は全体の一部にすぎないですし、ネット上で知ったものを時間をかけて検討してから試す、という流れもあるのだと気づきました。

その後、私はいきなり特別なものに飛びつくのではなく、まずは今使っている歯ブラシの「使い方」を丁寧にしてみるところから始めました。例えば、歯ブラシの交換時期を守ること。以前は毛先がかなり開いてきても「まだ使える」と思って引っ張ってしまっていたのですが、今はカレンダーアプリに「交換日」を入れて、定期的に変えるようにしています。それだけでも、磨いたあとのスッキリ感は変わりました。

さらに、ドラッグストアに行くときには、歯ブラシ売り場をじっくり眺めて、自分の中で「今日はヘッドの小ささを優先して選んでみよう」など、テーマを決めるようにしました。そうすると、何となく手に取っていたころと比べて、「自分で選んでいる」という感覚が強くなり、日々の歯みがきにも少し責任感が出てきます。

劇的な変化があったわけではありませんが、半年ほど続けてみて、朝起きたときのねばつきはかなり気にならなくなりました。口臭についても、自分では判断が難しい部分はありますが、以前より人と近い距離で話すときの不安は減ったように感じます。何より、「とりあえず磨いている」から「できる範囲で工夫している」に変わったことで、口元に対するコンプレックスが少し軽くなりました。

オーラルケアの道具選びは、本当に人によって合う・合わないがあると思います。私のように、ずっとドラッグストアの定番商品だけでやりくりしてきた人もいれば、早い段階からネットで情報を集めて、色々試している人もいるはずです。どちらが正しいという話ではなく、自分が続けやすい形で、少しずつ選択肢を広げていけたらいいのかなと感じています。

もし今の歯みがき習慣に、どこかモヤモヤしたものを抱えている方がいたら、いきなり大きく変えなくても、「売り場をよく見る」「人の体験談を読んでみる」くらいのところからでも、何かヒントが得られるかもしれません。私自身、その小さな一歩から、日々の口元への意識が少しずつ変わっていったので、同じように悩んでいる方の、ささやかなきっかけになればうれしいです。